お手本は旦那様。

うつ、パニックを経験してやっとがんばることをやめた。「自分を知る」を続ける39歳女性の記録。

パニック発作から休職まで

(2019年3月30日更新)

前回の更新までが過去に書いた日記をこちらに移動させてくる形での更新です。

妊活日記という形で書いていたのでそういう内容ばかりですが、今、読み返すと、考え方が極端だな、相当に追い詰められてるな、という印象を持ちました。

それが過呼吸へと繋がっていくわけです。

 

さて、今回の更新からは文章を一から書く形での更新です。

緊張します。がんばります。

 

これから書くのは2019年1月11日から13日までの話です。

この3日間で症状は急激に悪化します。

パニック状態なので、一部、しっかりと憶えていない部分もあります。

 

1月11日、前日から生理が始まったため、生理痛があり、一日安静にして過ごしました。安静にしてはいても体は常に腹痛というストレスを受け続けている状態。

今ではそれが何だったか思い出せないような些細なことをきっかけに、私は泣き始め、夫に当たり散らし、そしてそのままクリスマス前以来二度目の過呼吸に。

この時、私の頭の中には「愛されない」「自分には価値がない」ということが常にあり、ほんの少しの刺激で暴発するほどに膨れ上がっていたのだろうと思います。

しばらくして過呼吸が治まり、ぽつぽつと話し始めました。

11月に「母にもなれない、女でもいられない人生は私は嫌だから離婚する」って言った時に、「女を捨てなくていい」と言ったのに、結局はあなたは求めてこない。やっぱりこれまで通り、これの繰り返し。もううんざり。

夫はいつも通り、何も言いません。

夫は普段から無口、ケンカはしない、自分の気持ちを言葉にするの苦手。

前回の過呼吸の時と同じように安定剤飲んで寝ました。明日仕事なんで。

 

12日。午後から仕事なので、昼に起床。夫は仕事で不在。

いつも通り、ご飯を食べて、シャワー浴びて、準備して出勤するつもりでした。昨日のことはあるけど、そこまで気分の落ち込みはなく、「今日はアレしてコレして」と仕事の算段をして。

だったんですが、シャワーを浴びていると、辛い気持ちがわーっと出てきて、昨日みたいな涙が出てきたんです。過呼吸にならないようにセーブする理性が働いたので、過呼吸にはならなかったんですが、ずっと涙がとまらなくて、辛い気持ちを抑えることができなくて、「あぁ、もう今日はダメだ」と諦めて仕事を休みました。

かかりつけの病院に急きょ行って、安定剤の点滴受けながら泣いて、エチゾラムという薬を処方されました。

薬が効いて、眠気がすごくて、この日は何もせずに寝て過ごしました。

先生には「生理が来て、ホルモンバランスが崩れてこうなってるだけだから大丈夫だよ」と説明されました。

 

13日。今日も昼前から仕事だったんですが、ホントは休みたかったですよね…

でも昨日、急に休んで、薬の眠らせる力が凄くて「明日も休みます」と連絡してなくて、また今日も急に休む…というのは社会人としてダメでしょと思って、頑張って出勤しました。

 

これまで何年かうつ病を経験してきて、私は外面がいいのか、外出先で取り乱したことがありませんでした。だから頑張って外出できたんだから、帰宅したら暴れるか泣くか爆睡するかするにしても、どうにか乗り切る、そして明日は休みだからゆっくり休もうと思っていました。

7時間勤務の前半の3時間をどうにか頑張って、1時間昼休みになりました。ご飯を食べてゆっくりしてたんですが、また仕事に戻るというタイミングになると、なぜか胸がバクバクしてきました。

「これは何だろう?」と思っている間にハァハァと息が上がっていき、「あれ、これ過呼吸かも?」と思ってビニール袋を口にあてがおうとしたんですが、外面がいいので、無駄に見た目を気にしてしまい、そうこうしているうちに肩で息をしている状態になり、「なんで?」と思ったら涙が出てきて息ができなくなりました。

頭の中には「こんなことになるなんてやっぱり私には何の価値もない」という考えがグルグルしています。

私の感覚ではこれが10秒以内に起こった感じです。

同じ部屋にいた上司が異変に気付いて「大丈夫ですか?無理ですか?」と聞いてきたので、コクコクと首を縦に振ると、他のスタッフに伝えに行ったのか、部屋を出ていきました。

私は苦しみながらカバンから袋を取り出して口に当てて落ち着くのを待ちました。

落ち着いたあたりで上司に「今日は帰っていただいて大丈夫ですよ」と言っていただいたので、そうさせてもらいました。

帰宅するまでは気を抜いてはいけないと気を引き締めていたので事故ることなく帰宅はできたんですが…人前で取り乱してしまったことは、私にとってはショックなことでした。

 

これまでうつ病を患ってきて、あの暗い世界にもう戻りたくないと思って生きてきた。

もちろん、いつもそう思ってる訳じゃなかったし、目の前のことに精一杯で忘れてしまって体調を崩してまた思い出すってこともあったけど。

それでも「人生経験として消化した」ような気持ちだった。

だからこの日は、

「あぁ、また戻ってきてしまった」

って思った。

 

この日からとりあえず1週間お休みをいただくことになった。