お手本は旦那様。

うつ、パニックを経験してやっとがんばることをやめた。「自分を知る」を続ける39歳女性の記録。

これは本当にうつ病の再発なのか

(2019年3月30日投稿、6月15日更新)

過呼吸により仕事に行けなくなって、私はただひたすらに眠りました。

予定も仕事もなく、目覚ましもかけず、腰が痛くてこれ以上眠れないというまで眠り、自然に目が覚めればトイレか食事。

気が向けば facebook やいつもチェックしているサイトを見て回って、疲れたらまた寝る。

時間の感覚はたちまち無くなりました。

寝た以外に何をしていたか、正直あまり憶えていません。

 

気が済むまで寝たら、次は自分の病状について少しずつ考え始めた。

「これは本当にうつ病の再発なのか」

私はこれまで、2度うつ病を経験している。

しかし、これまでの症状と今回の症状では違いがあった。

それは過呼吸だ。

これまで身体的症状として、疲れやすい、だるい、眠いということはあったが、ここまで強制的に活動を止めてしまうような症状はなかった。

他に片頭痛も持病として持っていて、それも強制性はあるが、うつ病と連動性はあるものの、うつ病の症状ではない。

一方、心理的症状として、自分を責める気持ちが強いこと、自己評価、自己肯定感の低さなど、共通する点も多い。

うつ病のさらにひどいバージョンなのかしら?とも思った。

数日経って、明日は病院に行くからお風呂に入らねばと思った時だった。

「お風呂は怖い。また過呼吸が起こるかもしれない。入りたくない」

あれ?と思った。これ、知ってるぞ。予期不安ってやつじゃね??

予期不安とは、また発作が起きるかもしれないと予期し、不安になる心理。

私は学生の時に生理学や心理学など行動科学を専攻していて、その中で勉強したことを思い出した。

と、いうことは、これはパニック障害か???

答えを見つけた気がして、ネットで検索。すると、パニック発作の症状が私の今回の症状に似ていた!

パニック発作とは、突然、動悸、息苦しさ、めまい、呼吸困難などの症状に襲われ、「死んでしまうのではないか」と強く感じる症状。しばらくすれば治まるので、検査しても異常は出ない。

これか!と喜ぶ一方で、こんなことも書いてあった。

それは広場恐怖。

広場恐怖とは、発作の起こった場面を避けようとしたり、飛行機の中や、満員電車など、もしここで発作が出たら対応できない、逃げられない、恥をかくと思う場所を避けようとする心理。ただし、「思う」場所なので実際そうなのかは分からないし、「ここがだめならあそこもだめ」とどんどん拡大していき、自分の活動範囲が著しく狭まっていくので、社会生活を難しくさせていく。

と、いうことは、「また過呼吸が起こるかもしれない(予期不安)から、お風呂に入りたくない(広場恐怖)」ってことね?

あと、確か、学生の時の記憶では、パニック障害の治療は薬物療法だけでなく、認知、行動、家族、色々なアプローチが必要で、特に広場恐怖が重篤だとなかなか難しいと習った記憶があって、「広場恐怖が悪化する前に早めに受診しなければ」と思った。