お手本は旦那様。

うつ、パニックを経験してやっとがんばることをやめた。「自分を知る」を続ける39歳女性の記録。

5、6年振りの精神科通院

(2019年1月17日更新、7月14日追記・編集)

連休明けの1月15日(火)、自宅近くの精神科専門病院に予約の電話をいれた。

精神科に用ができたのは5、6年振り。以前は周囲の目を気にして通院に1時間かかる病院に行っていたが、通院だけでかなりの体力を消耗していたため、今回は通える距離にした。

私が通う病院を選ぶ基準にしたのは2つ。

まず以前と同じ精神科のみの病院で、デイケアなどに力を入れている病院。これは単に私の感覚なのだが、そういう病院の先生や職員さんは精神科疾患を持つ患者さんに接するのに慣れているし、病気を持ちながらいかに生活していくかということに目を向けている気がする。『普通に働いて社会に出て生活することが当たり前で、病院にかかっているのはおかしいことだから、薬を使って底上げをして社会生活を送れるようにしなければならない』という治療はしない気がする。

次にホームページなどで診療時間などをきちんと案内していること。車で通うので駐車場が確保されていること。これは私が必要な通いやすさの確認。

それらに合致する病院が意外と近くにあった。

電話すると、明日空いてる先生がいるが、確認してまた電話しますとのこと。が、その日のうちに電話はなかった。

翌日の午前、電話できなくてすみませんと電話があった。急な話だが午後から受診できると。もちろん行ってきた。

 

来院すると、問診票を書き、体重と血圧を測ってしばらく待った。女性の職員さんと小さな部屋に入って、これまでの成育歴、病歴を洗いざらい聞かれた。

今まで何回か精神科にお世話になったが、ここまでしっかりと対応されたのは初めてだった。

 

その後にやっと先生とお話できた。色々話して、先生は

うつ病で2回病院にかかっているということですが、1回目はこれが原因とかきっかけだったというものは何かありますか」

と。私は

「元々高校の時から部活での人間関係で鬱々としていて、大学進学で環境が変わったので1年は大丈夫だったんですが、2年になってから症状が出始めた感じです」

「では2回目は?」

「2回目はやっと就職できたんですが、ちょうど繁忙期で忙しく、さらに今の主人とお付き合いを始めたので無理をしてしまった感じです」

答えると、先生は「そうですか...」といった感じで一呼吸置いて、言った。

「本当に精神科でいうところのうつ病というのは、5、6年も何の薬も飲まずに生活できるものではなく、ずっと憂鬱が続くものです。つまり過去2回のうつ病も、実はうつ病(内因性)というより、うつ状態心因性)で、

1回目は大学生活と一人暮らしに対する適応、
2回目は繁忙期の職場に就職したこと、
今回は過労、友人の死、妊活による継続的なストレスと姉の出産、

全て何かきっかけがあってのストレス反応であって、それはうつ状態であることには間違いないけど、うつ病ではありません。

そして、ストレス反応として、いつもはうつ状態が主な症状として出ていたけど、今回は過呼吸のようなパニック発作に似た症状が出ているというだけで、ストレス反応には変わりない」

...驚きました。ずっとうつ病だと思ってきたのに、実はそうじゃなかったなんて。

実は一度医師の診断書を見たことがあるのですが、それに「うつ状態」と書いてあったんです。でもその時はバイトもできるくらいだったので、回復してきているから今はそういう診断名になっているんだと思っていました。きっと最初からその診断名だったんでしょうね...

 

「常用の薬ではなく、頓服の薬をうまく使いながら無理しない範囲で仕事するということもできるようになると思うけど、回避行動も出てるので、無理はしない方がいいでしょう」

と先生は続けた。

つまり、職場での発作エピソードが重なるとある時点で「職場は発作出る場所だから行けない」と決定されて回避し始めるから。

そうなると経済活動がストップする。

「では仕事は1月いっぱいはまだ休んだ方がいいでしょうか?」と聞くと、先生は「そうですね」と答えた。

と、いうことで、さらに延長して1月いっぱい休職することになった。

薬は『アルプラゾラム0.4mg』を処方された。頓服で1回1錠。以前通っていた病院から『コンスタン』を処方されていて、私にはよく合っていたから。

 

最後に「良くなりますよ」と言ってもらったし、
同僚から「待ってるよ」と言ってもらったから、
また元気になりたい…

でももう頑張りたくない。
頑張らずに仕事ってどうやればいいんだろう…

頑張って生きてきた人間は手の抜き方が分からない…

頑張らないことを頑張り始めるという笑い話です。

 

そんなわけで、生理が終わって、そろそろ子作りをとなる時期なんですが、産婦人科には通院してません。

でも主人は私が仕事でピリピリしてないので、リラックスしているように見えます。

なので、仕事を辞めてのんびりしてれば自然と回数も増えて自然と授かるのではと思うのですが、家賃を私のお給料から出すような家計になってるので、私が辞めたらその分苦しくなり。

 

あ~
頑張らずに稼ぎたいです(笑)

今の仕事もそうですが、別に仕事、嫌いじゃないです。
やりがいや達成感を感じることもあります。

そういうの、ふわ~ってやりたいです。

んで、うちに帰ったらスキだらけに。

頑張ることじゃないよね、スキって(笑)