ドラマ「隣の芝生は青く見える」感想
【2018年03月23日】
最終回でした。
泣くのがわかってるので、あまり見ないようにしてて、でも最終回だけ気になって、見てしまった。
見る前に「多分最後は妊娠して終わるんだろうな。ここで《子供のいない人生》を選択して終わったら凄いドラマだな」と思ったんだけど、
ホントにそうなったからびっくりした…
深田恭子ちゃん演じるナナさんが、松山ケンイチさん演じる夫のダイちゃんに言った台詞。
私じゃダイちゃんをパパにしてあげれない。
今ならまだ間に合う、離婚して、子供を産める人と結婚して。
子供のいない未来に幸せを見出せない。
ダイちゃんを幸せにできない。
そしたらダイちゃんはナナにこう言う。
離婚して、ナナ以外の人と再婚して子供作って?そんなの俺が望む幸せじゃない。
俺の幸せを勝手に決めるなよ。
するとナナは
流産して赤ちゃんと一緒に未来も消えた。
流産する前の自分には戻れない。
そんな会話をします。
そのやり取りを私は、
それはもう乗り越えたな…
と思って見ていました。
そういう葛藤は乗り越えて、覚悟して、やっと治療のちの字にたどり着いた。
覚悟というのは、その先に、子供のいない人生もあるという覚悟。
治療に踏み出さねば見ずに済んだかもしれない厳しい現実を知る覚悟。
それを私一人で受け止める覚悟。
主人は正直、私といれば楽しい人生を送れる自信があるので、子供がいてもいなくても結局楽しいので、どちらでもいい人なんです。
だから主人にとって大事なのは、私が納得すること。
私が納得するために治療が必要なら付き合うし、話もするし、聞く。
ただ治療にはお金がかかるから限度があるよってだけ。
主人はそういう人なので、「共に悩み考える」ということはない。
だから、私一人で受け止める覚悟が必要なのです。
これに気付くのにかなり時間がかかった…
それに二人のことなのになんでっていう思いが捨てられなかった。
今は主体的に動くつもりのないことに拒否せず付いてきてくれることにありがたく思う。
多分、これが主人の愛し方。
だから、私は私の気持ちをよく聞いて、心地よい方を選んでいく。
後悔しない。
私は私の人生を進めていく。