お手本は旦那様。

うつ、パニックを経験してやっとがんばることをやめた。「自分を知る」を続ける39歳女性の記録。

不妊治療開始

【2017年11月16日の記録】

 

11月13日、初めて不妊治療を行っている病院に行ってみました。


2010年、26歳で結婚して、
身内に不幸があったため、すぐにやるつもりだった結婚式を延期せざるをえなくて、2013年、29歳でやっと式を挙げた。

2012年7月から基礎体温をつけ始め、
2014年5月から葉酸サプリメントを飲み始め、薬局で買える排卵検査薬を使って、自己流タイミング法を始めた。

2016年10月から漢方内科に通院、漢方薬を飲み始めて、
今は漢方薬と、2017年8月から始めたマカと葉酸サプリメントを飲んでいます。

 

 

通常の性生活を行なっているにもかかわらず2年以上妊娠しないことを「不妊」という。

 

もうこの時点でその定義には当てはまってるんだけど、勇気がなかった。

私の夫は性欲があまりないらしく、夫の方から誘ってくるのは年に1、2度。

排卵検査薬でタイミングをみて、私から誘うことがほとんどなのに、その誘いを断ることもあり、「じゃあ安くはない検査薬を使う意味ないじゃん!」と使うのを止めた時もあった。

 

そんな夫なのに病院で指導されたタイミングでしてくれる訳ないじゃん。

子作りは2人で取り組むものなのに、私、ひとりぼっちじゃん。

そう思ってあえてひとりぼっちになる道に行きたくなかった。

子供欲しいのに行為をしないなんて意味が分からん!という怒りと
誘っても断られるという女のプライドがズタズタにされた屈辱で、
一時は心がボロボロになっていました。

 

そんな時に夫がこう言ったのです。

「今の生活で十分幸せなんだけど…」

つまり、「2人で過ごして来た今の生活に十分幸せを感じてこれまでやってきた。この上にもし子供が産まれたらさらに幸せかもしれないけど、もし産まれなかったとしてももうすでに幸せだからそれでもいい」と。

それを聞いて私は「なんだ、そうだったのか」と肩の荷が下りたような気がしたんです。


それから、生理が来ても(つまり妊娠しなくても)落胆しなくなったんですが、やっぱり授かりたいので、色々情報は仕入れたり、雑誌を読んだり、本を読んだり、サプリを試したり、冷えとりを試したり、食事を気にしたりしてたんですが、
知人で私と同い年の女性が病院に行ったって言うんです。

検査して、今、タイミングとってるって。

「ちゃんとタイミングとれてますか?」って聞いたら
「当たり前です、夫に拒否権ないですよ。うちの妊活は全て私主導です」
ってきっぱりと言ってて、なんか笑えた。

そのくらい腹くくってかからないといけないな~って。

 

病院か…と思い始めた頃、いつものように薬局で排卵検査薬を買おうとしたら、いつもの薬剤師さんじゃない人が対応してくれて、第1類医薬品なんで説明を始めたんです。
「こういう人は使用を控えて下さい」チェックがあって、
その中に「この検査薬を使用して1年以上タイミングをとっているが、妊娠しない人」という項目があって、
「これに該当します」と言ったら、
「なにか他に授からない原因があるかもしれないので、早めに病院に行くように」と言われて、
あぁ、もう自己流でやってる時期は過ぎたんだなと思った。

この検査薬を使った周期では妊娠せず、次の周期、つまり今月、ついに通院となったわけだ。