お手本は旦那様。

うつ、パニックを経験してやっとがんばることをやめた。「自分を知る」を続ける39歳女性の記録。

続・『損してもいい』

ハローワークに行ってきました。

ハローワークは就職することを目的とした施設であり、そこにいる職員さんはみんなその為のお仕事をされる方々なので仕方ないのですが、何かモヤモヤした気持ちになり。

台風が発生して気圧が下がって湿度が上がってたせいか、一昨日くらいから妙に痰がからんで息がしにくいし、起きた時から地味目の片頭痛がしてるし、足が痛いし。体の調子が良くないと、心の調子も良くなくなるじゃない?きっとそのせいだと思う。

帰りの駐車場に向かう道すがら、何とも言えずネガティブな気持ちに。

 

...どうせ働く気がないくせに。失業給付の延長もできないのに職業訓練に出たいなんて、そんなに働きたくないのかしら。職業訓練を理由に求人を断るなんて、そんな見え透いた嘘をよくつけるわね。どうせ訓練を受けるなら延長できるようにどうにかすればよかったのに。バカなのかしら。働く気がないなら来るな、給付も受けるな。働かない人間に価値はない。働けないなんて、社会人失格、むしろ大人になりきれなかった欠落した人間...

 

こんな気持ちになるならさっさと就職した方がマシなんじゃないかと思った。

でも『損してもいい』って思ったんだ。やりたいことだけやるんだ。そう思った。

 

心屋さんの、どのブログだったか、もう憶えてないんだけど、本当の『損してもいい』と表面的な『損してもいい』があるらしい。

例えば、何か意見の違いがあった時に、「もう自分が損しといていいや」と自分の意見を引っ込めて損を取った時、それは表面的な『損してもいい』で、自分の本当の願いである「衝突したくない」を叶える為の『損』。つまり自分は損していない。本当の願いを叶えている。

ここで本当に『損してもいい』をやろうとするなら、「衝突してもいい」をしないといけない。

 

で、私は「私が選んだ『損してもいい』は本当の『損してもいい』だろうか?働きたくなくて『損したつもり』になっているんじゃないか?」と思っていたんだけど、今日のことで、「これは本当の『損してもいい』だ!」と確信した。

 

今日、私は職員さんとのやり取りで、バカにされたように感じたのだ。

お前みたいな働けない奴は価値がないんだよ、そのくせハローワークには働ける体で来やがって。分かってんだよ、お前は社会不適合者、大人になりそこねた半人前なんだよ!そう言われたように感じたのだ。

 

早く大人になりたい子供だった。子供の頃は勉強や得意な分野で評価されて、このままやっていけば大人になれると思った。でもいざ社会に出ると様子が変わった。頑張らないと世の中の普通になれないから、頑張って、よく周りを見て、同じ振る舞いができるように努力した。それでも気付いたら立ってる場所がみんなと違う。なんか浮いてる。作り笑いしながら戻って、頑張って、頑張って。そして倒れた。

一生懸命やってきたんだよ。自分が一番のお荷物で、でもそれを全部背負って生き抜いてやるって決めたんだ。3回倒れて、それでも投げ出さず、懸命に向き合ってんだ。これが私の人生だ!バカにすんな!!!

帰宅して、主人に話しながら、わーわー泣いた。

 

私が本当に『損してもいい』をやろうとするなら、「バカにされてもいい」をしないといけない。

バカにされない為には、大人にならなければいけない。一人前にならないといけない。普通にならないといけない。

大人とは、一人前とは、普通とは、ちゃんと働いて、結婚して、子供を産んで育て上げて、お金がないと言いながら結局はうまいこと老後まで過ごして、葬式を挙げてもらって死ぬこと。

バカにされても、私は私が受けたい訓練を受けるし、

バカにされても、私は私の働き方を探すし、なんならそれまで働かないし、

バカにされても、私は私の人生を生きる!

それを今回やらないといけないのだ。

 

なんだかとてつもなく大きな課題に感じる。

でも一つずつ、目の前の『バカにされてもいい』を乗り越えていったら、最終的にその大きな課題がクリアされるのかもしれないとも思う。

がんばろう。