お手本は旦那様。

うつ、パニックを経験してやっとがんばることをやめた。「自分を知る」を続ける39歳女性の記録。

近年稀にみる酷さの片頭痛

台風17号と共にやってきた片頭痛…近年稀にみる酷さでした。

元々私は天気や気圧の変化よりも生理に影響されることが多かったのですが、今回はなんと!台風と生理のダブルパンチ!!

死んだ!(笑)

 

始まりは21日(土)の夜…左のこめかみ辺りを震源に痛みが出始めました。

まぁ、私も患者歴20年のベテランなんで、このくらいの痛みは日常茶飯事。放っておいてブログ書いてました。

昔使ってたジヒデルゴットというお薬だとこのくらいの痛みですぐ飲めば効くんですが、片頭痛治療薬や市販の頭痛薬は飲むタイミングが私にとっては難しく、効いたり効かなかったりするんで、もう少し痛み出してから飲むことに。

 

22日(日)未明、ブログ書き終わる頃にはかなり痛くなってた。眼精疲労がひどく、眉間の辺りがジワンジワンしてた。この時は頭痛より目の疲れの方が辛く感じたので寝れば治ると思い寝る。

 

昼過ぎに起床。目の疲れはまぁまぁ良くなってたけど、頭痛は治ってなかった。

片頭痛特有の脈打つようなズキンズキンという痛みではなくて、頭の全体をぎゅーっとする痛み。立ったり座ったりするタイミングでズキンと痛み、しばらくは脈打つ痛みが両方のこめかみに走り、落ち着くとまた頭全体の痛みに戻る。

こういう痛み方は生理の後半で体験する痛みで、年に数回起こる。寝すぎると痛みが増幅するのでわざと起きておく。

少し気になったのは胸の辺りや手先足先の震えがいつもより強かったこと。寝る時に貼るホクナリンテープ(喘息の薬)で震えが出ることがあるので、そのせいかと思って剥がしたけどその後も震えは続いた。

 

夕方になると台風は暴風域に突入。ずっと起きててスマホやテレビを見ていたので目が疲れてきた。晩ごはんを食べて、おでこに冷えピタを貼って、夜7時か8時に寝る。

…が!

風が窓を叩き付ける!バーン!!

その音と風圧が頭に刺さる!ズキーン!!

音と痛みで目が覚める!バチーン!!

を繰り返し安眠できない!!

 

そうこうしてやっと寝つき…しばらくすると、ふと目が覚めた…

スマホで時間を確認すると23日(月)夜中の2時…

頭が割れるように痛い。吐き気がする。どんどん息があがっていく。喉が渇いた。

隣のリビングでは主人がテレビを見ていた。よちよち歩きでキッチンに行き、水を飲んだ。次第に姿勢を保っていられなくなり、流しに吐ける体勢になった。

主人が「大丈夫?」と聞いてきた。「吐きそう…吐けないけど」と答えた。

テレビの音が、蛍光灯が、うるさくて煩わしくて、全てが痛みに変換される。

テレビを消してもらい、照明を切った。暗闇の中に主人のパソコンとタブレットの光がチカチカしている。そんな些細な光ですら不快だった。

最近は隣の部屋から少し音が聞こえたり、少し光がもれてきたりしても平気だったんだけど、ここまで遮断しないといけない状態はなかなかない。

体育座りでゴミ箱を抱きかかえるようにして座り、いつでも吐けるようにした。

痛くて、泣き叫びながら、鼻水をとり、痰を出す。体の内側から熱が湧き出て暑くてたまらない。手先足先が痺れ震える。主人は私の背中をさする。

これが20分ほど続いた。

痛みと共に水やら熱やらいろんなものを出したせいか、落ち着いてきた。

さながら1月に過呼吸になったときのようだったと思ったが、あの時みたいにネガティブな思考は出てこなかった。

あの時には漢方内科の先生は「生理でホルモンバランスが崩れただけだから大丈夫だよ」と言っていた。更年期障害の症状として不安な気持ちやほてり、頭痛などが出ると聞くが、もしかして私は若年性の更年期に入っているんじゃないだろうか…だったら妊娠しないのも頷ける。

漢方を飲み始めて3年ほどになるが、その目的は体質改善だった。当時の私は風邪を引きやすく、お腹も下しがちで、片頭痛も度々あって頭痛外来に通っていた。その効果なのか、風邪を引かなくなり、お腹は今も緩みがちだが、片頭痛はあまり起こらなくなっていた。

そうした時にずっと使っていたジヒデルゴットが廃番となり片頭痛治療薬を使ってみることになった。ジヒデルゴットは前兆がきたタイミングや寝不足で頭痛が起きやすい時に、痛みが出る前にあらかじめ飲んでおくことができたので使いやすかったが、片頭痛治療薬は痛みが起きてから飲む薬だったため、ジヒデルゴットに慣れた私には使いにくかった。また、私の頭痛は一度痛み出すと完全に痛みが治まるまで日にちがかかるため、薬の効果がすぐに現れ短時間で消える薬は合わなかった。ではと次に処方された長時間効果がある薬は生理に伴う片頭痛には効かなかった。

私に合う薬が見つからないまま、たまたま手持ちの薬が切れたタイミングで片頭痛がきて、その場しのぎで飲んだイブがサッと痛みをとってくれ、「なんだ、イブでいいじゃん」となった。なぜなら、飲むタイミングも痛みに対する効果も片頭痛治療薬とほぼ同じなのに値段が1/10だからだ。まぁ、おそらく痛みに対する効果(結果)は同じでも、効き方(経過)は違ってて、そこにその値段の違いが出てくるんでしょうけどね。

 

そんなことを考える余裕も出てきたし、座り続けてお尻が痛くなってきたので、寝室に移動。また寝ると痛みがひどくなるので寝ないようにしながら横になり。まだあがってた息が落ち着いてきた頃、なんと主人、リビングの照明とテレビをまたつけた!!

『なんでわかってくれないの!???』

と心の中で叫んで、動いたらまだ痛む頭を起こして寝室のドアをバン!!と閉めた。

主人に殺意が芽生えました(笑)

無音、暗闇の中…痛みを抱え、寝ないように布団に座ったまま3時間ほど過ごし、朝を迎えました。

市販の頭痛薬や片頭痛治療薬はひどい痛みになってしまってから飲んでも効果はありません。痛みの峠を越えて落ち着いてきてからイブを飲みました。

眠気も限界だったので、イブの効果が出てきたのを確認して、やっと寝ました。朝の8時くらいだったと思います。

 

23日は夕方まで寝て、頭痛がぶり返さないように注意しながら過ごしました。

私の頭痛は一度痛み出すと、3日間はひどいレベルの痛みが続き、その後1週間は動けるけど無理したくない痛みが続きます。それが3ヶ月に1回は生理のタイミングで、生理以外のタイミングで月に1度は起こるという頭痛です。ひどい時には吐き気も伴います。アメーバ状のものや閃輝暗点と呼ばれる光の線が見えたり、生あくびが止まらなくなったりする前兆があるタイプで、典型型片頭痛と診断されました。私のように遺伝性があり、10代で発症したタイプが一番ひどい症状が出るそうです。

近年はそういうひどい状態までならず、仕事も頭痛を理由に休むこともなく過ごしてこれたのですが、久しぶりにひどい症状が出たので、今後1週間は気を付けて生活したいと思います。

このブログも画面が白いので光による刺激が強く、書いてて辛くなってきたので、2日に分けて書きました。

イブを飲むタイミングですが、22日未明の寝る前か、起きてすぐのタイミングで飲んでみても良かったのかもしれません。「痛みが出たら飲む」といっても、どのくらいのレベルの痛みで飲むべきか、未だによく分かりません。仕事の日だったらすぐ飲むんですが、休みの日は必要性の低さからあまり飲まずにきたというのも、今回症状を悪化させた要因の一つかもしれません。休みの日でも苦しまないために飲むようにした方がいいのかも。まだ飲むタイミングが分からないので、それを知る意味でも休みの日に試してみてもいいかもしれません。