お手本は旦那様。

うつ、パニックを経験してやっとがんばることをやめた。「自分を知る」を続ける39歳女性の記録。

リビングの断捨離③

11/28、今日も熱が37.3~37.5℃の間を行ったり来たりしてなかなか下がらない。

抗生剤と解熱鎮痛剤を処方された通り服用してるのに…

床の埃をコロコロで掃除してたら頭を下げたせいか、気分が悪くなり、数時間横に。

起きて晩ごはん食べたら少し良くなった。

いつもは漢方薬を粉薬のようにして飲んでいるけど、これだとお湯に溶かして飲むときの60%しか効かないそうで。

でも面倒に感じて飲まないとか、飲み忘れるよりは、飲みやすさを優先して、少しでも飲んでもらった方がいいので、それで続けられるならそれでもいいと薬剤師さんに言われ、今まではそうさせてもらっていたのですが。

今こそ薬の力を100%使うときでしょ!!と思い、お湯に溶かして飲んでみました。

苦くて飲みにくいかなと思ったけど、意外とマイルドな苦みと甘みを感じて、案外美味しかった。

美味しいということは、身体に必要だということですね…

 

具合が少し良くなったので、黙って座って片付けの続き。

先日のリビングの断捨離で取り除いた段ボール箱2箱…

趣味のものが入っているはずの「強敵」です…

いざ、1箱目…

 

最初に目に入ったのは、中高生のときに好きだったバンドのグッズ。

これは断捨離の初期にポスターを捨てたときに「このバンドのものはCD以外は捨てる!」と決めていたので、すぐ判断ができました。

むしろ、まだこんなところに入っていたのかと思ったくらい。

燃えるもの、燃えないものに分別して手放しました。

 

次に学生時代にやっていた演劇の台本や、広報をやっていた際の連絡先やチラシのデザイン案など。

台本はバインダーで綴じられており、プラスチックと金属を分別。紙は資源ゴミへ。連絡先の書かれた紙は破いて燃えるゴミへ。

着々と進めていたのですが、途中で手紙を発見。

そこには、私が体調不良でなかなか練習に出てこられなかったこと、それによって広報の仕事が滞っており、手紙の送り主であるリーダーが代わりに行ったこと、公演が終わったら話がしたいと書いてあった。

当時20歳の私はうつ病が一番ひどかったときで、大学も休みがちだった。大学の授業がない夏休み中に行った公演はやれたけど、この手紙の公演はすでに後期の授業が始まっており、両立が必要だった。

今思えば、大学と演劇活動の両立なんてキャパオーバーだったんだろうなと思う。ましてや冬の寒い時期の公演なんて無理をしたなと。

でもやりたかったんだろうな、とも思った。やりたい気持ちで押し切ろうとした。そしてみんなに迷惑をかける結果となった。

20年が経過して、学生のときに演劇ユニットを結成して自主公演を行ったことは、私の中で「いい思い出」になっていた。

だけど手紙の中の私は「いい思い出」として語れる姿ではなかった。

こんなに他人を傷つけていたのに、どうして「いい思い出」にできたんだろう。

どうして平気でいられたんだろう。

あの後、私はユニットのメンバーにどんな顔をして、どんな言葉をかけた?

卒業を機にその場所を離れ、地元に戻ってきた。

今、近況を知るのは1人しかいない。

その現実がこの結果なんじゃないか…?

最悪だ。私は最低の人間だ。みんなが離れていって当然だ。

ひどく落ち込んで、芝居関係のものは全部捨てた。

その後出てきた、学生時代に観劇した芝居のパンフレット、また出てきたバンドのライブグッズも全部捨てた。

今でも好きな歌手の本だけ残して、この箱は終了。

とても、とても、痛かった。

 

その夜、夫に今日のことを話しました。

つらい、しんどいとずっと言っていると、夫が笑いながら「黒歴史?」と言いました。

黒歴史の意味がよく分からなかったので、「今思うと恥ずかしくて消してしまいたいような昔のこと?」と聞き返しました。

夫は「だいたいそんな感じ」と答えましたが、私は言いながら「黒歴史なのかな?」と考えていました。

別に恥ずかしいとか消してしまいたいとかは思っていない。

自分が自分のことをよく分かっていなくて、他人に迷惑をかけて申し訳なかったなとは思うけど、それを言うなら、私が他人から迷惑をかけられることもあるだろうし…

じゃあなぜ私は「いい思い出」として記憶していたのか…?

…やりきったんだろうな、と思った。

私はこれまで後悔をしたことがない。

なぜならその時々のフルパワーで取り組んだから。それでその結果だったのだから仕方がないと思える。

もちろんこうなれたらよかったなという気持ちもある。でもフルパワーでやってもその理想にはなれなかったのだ。だったらもう仕方ないと思える。

だからあの時の私は申し訳ない気持ちももちろんあっただろうけど、フルパワーでやってあれだったから後悔がなく「いい思い出」にできたのだろう。

黒歴史ではないよ」と夫に答えた。「あの時の私、がんばったから」

やりたい気持ちだけで突っ走った時もあった。

教訓だけを残して、次に進もう。

 

11/29、朝の体温37.2℃。まだ下がりません。

食欲はあるし、むしろ空腹の方が気分が悪いので、くたった野菜が食べたくて、夫が鍋とか煮込みラーメンとか作ってくれてたんだけど、1ヶ月前に業務スーパーでまとめ買いした食材がついに切れた…

仕方ないので買い出しに。買い物内容には満足してるけど、夜になってフラフラする。37.4℃。

 

11/30、36.7℃までやっと下がる。

朝ごはん食べても、こたつに入っていても、身体が温まらない。

こたつで横になったら気分が悪くなって、だるくて、どうしようもない…

これも低気圧のせいでしょうか…?

昼ごはん食べたら落ち着いたから片付けの続き。

趣味のものが入っているはずの「強敵」段ボール箱、2箱目…

 

ももも、悶絶…

小学生の時に自由帳(?)に1ページ、自分が興味あることを調べて書いてくるとか、今日習った内容をまとめるとか、自分で考えて書いて提出するという宿題があったのですが、その宿題を私は校内新聞みたいな感じにして書いて提出していたんですね。

新聞なので、4コマ漫画があり、その漫画が好評だったのか、漫画だけで連載をスタートさせて2冊描いてました…

主人公がずっと好きだった人からプロポーズされて嬉しいのも束の間、本当は策略があって、主人公がそれに気付いて愛との間で葛藤。そうしている間に婚約者は何者かに殺され、最期に「愛していた」と主人公に告げる…悲しみにくれる主人公に今度は婚約者の兄が近づき、真実を教えてやると言われるが…

みたいな内容だった…小学生…?(笑)

とりあえずこれを処分してあの世に行けて、私は嬉しいです。

 

次は中高生の時に好きだった漫画の雑誌掲載時のカラーページをファイリングしたもの。ほぼ全カラーが揃っているものもあるので、一度メルカリに出してみたいと思います…

 

あと、中学生の時は美術部で、スケッチブックにデッサンとかイラストとか色々描いてたんですが、そういうのがたくさん。

美術部の先輩の影響で、一時期コミケに行ってた時があって、その時のスケッチブック、同人誌、グッズなどがたくさん。

中高生の時に見た映画、舞台のパンフレットや写真の綺麗なチラシなど。

出るわ出るわ、紙の山。

私の紙に対する絶対的信頼がすごい。

 

段ボール箱2箱を開けた結果がこちら。

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買い出しに行ったついでに本屋さんに行ったら、素敵なバッグのブランドムックが出ていたので購入。

今まで使っていたバッグとその中で使っていたバッグインバッグも捨てました。

 

強敵と戦ったから、なんか浄化したくてお風呂に入った。

埃、カビ臭さ、過去の記憶、重い気持ち。

身体に色々ついてしまった。

洗い流したらすっきりしたし、身体が温まった。

私、がんばったねと自分で自分を労おう。