お手本は旦那様。

うつ、パニックを経験してやっとがんばることをやめた。「自分を知る」を続ける39歳女性の記録。

過活動膀胱の記録2

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過活動膀胱の記録1 - お手本は旦那様。

 

11月27日~12月6日は風邪を引いて仕事を休んだ。

その間はたとえしょっちゅうトイレに行ったとしても家にいるので問題がないし、しんどくて食べて薬飲む以外は寝てるので、気にならなかった。

 

明けての12月8日。

脱肛は続いているけど、排尿間隔や睡眠状態は改善してきた。

ここで注目したのが、この日の寝る前の行動。

18時台に夕食を食べ、21台に入浴し、23時台に布団に入る。すると7時間くらい中途覚醒なく連続して睡眠でき、起床時間の20分前に自然と目が覚めたのだ。

これをこの翌日も試してみたところ、同じように起きることができた。

寝る前の行動によって改善できるということが分かった。

たまにこの良いルーティーンが実行できなくて中途覚醒してしまったり、寒すぎてルーティーンとか関係なかったりしながらも、それでも対策できることがあるという事実は私には一筋の光に思えた。

 

その一方で、脱肛の症状は日に日に悪化していった。

これまでは排便時に出て、お尻を拭いたら中にひっこんでいた。理由は分からないが、生理前の時期は脱肛しやすいという状態だった。

過活動膀胱になってからは、まずベタニス服用の影響か、便がコロコロうんちになり、尿をたくさん膀胱に溜められるようになったために排尿時間が長くなった結果、トイレの時間が長くなった。排便時には中に戻る痔核が、排尿時には戻らなくなった。

初めのうちはトイレットペーパー越しに押せば戻っていたが、次第にそれでは戻らなくなった。仕方ないので素手で戻して念入りに手を洗う。

それからしばらくすると、中に戻した痔核が自然と外に出てきてしまうようになった。せっかく中に戻しても、手を洗ってトイレから出る頃には外に出てきてしまう。お尻に不快感を感じたまま廊下を歩いたり、椅子に座ったりする。痛みまでは感じないが、相当ヤバいと思った。肛門科の検索をし始める。

 

肛門科が先か、泌尿器科が先かと思い始めた頃、私は自分の体がいつもと違うことに気付いた。排卵日あたりの時期なのに、性欲がほとんどなかった。

生理の時期と風邪を引いた時期が被っており、以前にもそういう周期の時は性欲がなかったことがあった(ついでに言うと排卵もなかった)ので、そのせいかなとも思ったが、なんとなく気になって「ベタニス 性欲」で検索しようとした。

「ベタニス せ」まで入力すると「ベタニス 生殖機能」が候補に出てきた。クリックしてみた。するとベタニスに添付されている説明書のPDFが出てきた。

1.警告

生殖可能な年齢の患者への本剤の投与はできる限り避けること。動物実験(ラット)で、精嚢、前立腺及び子宮の重量低値あるいは萎縮等の生殖器系への影響が認められ、高用量では発情休止期の延長、黄体数の減少に伴う着床数及び生存胎児数の減少が認められている。

 えー!!!?

ショックだった。

私ってもう生殖可能な年齢だと思われてなかったのかしら…

ちょうどあと数日で薬がなくなり通院するタイミングだったので、処方を止めてもらった。すると1週間ほどで性欲が戻ってきた。安心した。

正直言うと、妊娠できなくなるリスクをとってまで治療したい症状ではない。

以前、片頭痛治療薬を試していた時に、【社会的に死ぬくらい頭が痛い→片頭痛治療薬→胃がやられた→胃薬追加】という流れを経験した。

私にはこの後【胃薬に〇〇がやられる→薬追加→エンドレス増える】の道が見えたし、他の臓器を痛め続けてまで頭痛を抑え込まないといけないのか、そうしてまで社会生活を送らないといけないのかと思うと、もう片頭痛治療薬をこれ以上試したいとは思えなくなった。

確かに症状に困ってはいる。でもその治療で何を犠牲にするのかは両天秤にかけて測らなくてはいけない。納得して治療をするとはそういうことではないか。

 

いつも通っている精神科の先生にも肛門科と泌尿器科に行った方がいいのではと言われ、いよいよ行かねばと思い始めた。

→記録3へつづく