過活動膀胱の記録3(完結)
(2021年9月6日更新)
2020年秋から悩まされた頻尿。過活動膀胱と診断され、治療薬(ベタニス)を処方され、尿が溜められるようになって回数が減ってきましたが、トイレの時間が長くなったことで、生理前にたまになっていた脱肛が常態化。
生活習慣を整えたり、食べ物飲み物に注意したりして改善がみられたものの、寒さが厳しくなるにつれてその努力が通用しないこともあり…
いよいよ泌尿器科か肛門科を受診しようか悩み始めました。
↓詳しいことは前回までのブログをご覧ください↓
(10/6~11/26)
(11/27~12/16)
悩んだ結果、とりあえず自宅の近くに肛門科があるのか検索をしてみました。
意外と通いやすそうな場所にあって、ネットから予約もできました。診察の流れも紹介してあって、読んでいると、気になる一文が。
「手術をしても、その後の排便習慣が改善されないとまた繰り返すので、その指導も行います」
どうやら肛門に負担がかかる排便習慣というのがあるらしく、どんな習慣のことを指しているのか読んでみると。
「トイレの時間が長い、最後まで出そうといきみ続ける」
などの行為が書かれており、私の排便習慣が肛門に負担をかけるものだったことが分かったのです。
病院に行って処置してもらってもいいかもしれませんが、私はまずはこういう排便習慣を改めることからやってみようと思い、実践しました。
具体的には、軽くいきんですんなり出てきた便だけ出して最後まで出そうとしない、なるべくトイレの時間を短くする、ということです。
これだけで排便時の脱肛はかなりなくなりました。
次に体験したのは考え方の変化でした。
会社に10分早く出社した日のことです。
業務に入る前の準備を余裕をもって終えられたことによって、ゆっくり朝のトイレの時間も確保できたのです。
今までは「午前中の頻尿がひどくて仕事にならないから困る」と思っていました。
でも本来は、体からの訴え(症状)の方が正しいはずですよね。
なのに私はずっと「仕事にならない、困る」と自分の体からの訴えに耳を貸さず否定していたんだってことに気が付いたんです。
それに気付いて、自分の本心に気付きました。
本当は仕事が怖くて怖くて仕方がないんだって。
ちゃんと出来なきゃいけない、完璧に答えられないといけないって迫られて気持ちが焦ってくる。
そういう切迫感が尿意になって迫ってくるのかもしれない。
逃げたくて仕方なくて、尿意がトイレに逃げる口実を作ってくれていたのかもしれない。
そういう気持ちに気付きました。
完璧じゃなくてもいい。
大丈夫。
今のベストを尽くせばいい。
そう自分に言い聞かせました。
それから年が明けて1月、今まで担当できた手続き以外にも担当できるようにスキル付与研修が行われ、2月、3月と繁忙期になるに従って忙しく、尿意を気にする暇はないほどになり、だんだんと症状も良くなっていきました。
体質的に水が体に溜まりやすいので、仕事の前に1回、仕事中も1時間に1回くらいの頻度でトイレに立ちますが、座りっぱなしも良くないので運動にもなっていいかなと思っています。