職業訓練に行くか行かないか
過去のブログでもお話してきた、10月開講の職業訓練。
9月2日から受付開始だとずっと思ってたんですが、なんと、それ、締切日でした…
なぜかずっとそうだと勘違いしたまま時が過ぎてしまい、それに気付いたのは6日未明。
や、やってしまった…!
日が昇ってから、もう無理ですよねと問い合わせしてみるか…
もうこのまま諦めるか…
とりあえず何か新しい情報がないか、職業訓練を行う県の施設のホームページを見てみると、なんと、締切日延びてて、11日までになってた!
セーフ!!!
と同時に去来した感情…今ののんびりした生活、捨てるの?
具体的に考えてみました。
訓練は10時~15時。
ということは9時には家を出るから、起きるのは7時。
これは仕事してた時と同じだから多分大丈夫。
訓練はワードやエクセルなどパソコン関係とビジネスマナー、キャリアマネジメントだから、主に座って、頭使ったり手を動かしたり。おそらく立ち仕事より楽。
もし訓練でエネルギーを使い果たして帰宅してバタンキューしても主人は慣れてる。連絡さえ入れておけば問題ない。
おそらく訓練だけなら問題ないのだが、これに過呼吸で倒れた時のような、生理周期による気分の荒れや夫婦生活の問題が重なるとどうなるか分からない。さらに言うなら、喘息になって初めての寒くなっていく季節に自分の体がどう反応するのか分からない。
でもそれらは今考えても答えは出ないことだ。それにもしも倒れたとしても訓練はいわば学校と同じような空間だから、私が休んだとしても誰に迷惑をかけることでもない。困るのは私だけだ。
だからおそらく心配しても仕方がない。
しかし、正直に言うと、私は今の生活に満足している。
おそらく傍から見ると、「毎日何してるの?」という生活だと思うが、毎日自分の心の小さな違和感を感じたり考えたり、「自分を知る」ことをやっているので、案外と忙しいのだ。そしてそれをこのブログに書いている。そうすることによって「書いてみるセラピー」を自分でやっているのかもしれない。
毎日そうやって過ごしたことを月に1回、精神科の先生にお話している。先生は「自分の心や自分に起きたことを感じたり考えたり、自分のペースでしっかりやられているので大丈夫だと思いますよ」とおっしゃっている。
私もこれでいいと思っているし、人生の長い時間の中で、今はそういう時期なのだと割り切っている。
職業訓練に行くことで生じる問題は、毎日の小さな刺激に対して感じたり考えたりする生活で人生の気付きを得る生活をしている私に、週5で外出し、訓練という「他人に何かをインストールするつもりの内容と人」と接するという大きな刺激を処理できるのかということだ。
こうして悩んでいる時に本を読んだ。
岡田哲也さんの「で、ほんとはどうしたいの?」だ。
3、4時間ほどでサッと読めた。とても面白かった。
感想はまた別のブログで書くが、この本を読んで、「私はやっぱり心の勉強をするのが好きだな」と気付いた。
日々の小さな刺激に感じたり考えたりするのも好きだが、こうやって勉強するのも好きだ。この職業訓練でもそういう内容があって、私はそれに魅力を感じていたのだが、やっぱり魅力的だから受けてみたいなと思った。
すると次の不安が見えてきた。
私は昔の職場での苦い記憶をあまり思い出したくないのだ。
おそらく授業の至る場面で「こういう時にはこう対処する」ということが出てくると思うのだが、その時に「あぁ、昔、こういう時にこうしたな…あぁ苦い」と昔の悪い出来事が自動再生される。それを振り払いながら理性的に訓練を受けないといけない。それが嫌なのだ。大きな刺激すぎる。
過呼吸で倒れてからまだ1年も経っていない。
失業給付を受けていない人でも、認められれば訓練は受けられるので、今回は受けないで、また次の機会にとすることもできる。
受けてみたいのだから、とりあえず受けてみたら?と主人は言うけど、私は怖い。
会社とか組織とか大きな流れに乗ってしまったら最後、自分の感じ方を無視して「あるべき行動」をとり続けてしまうかもしれない。
私はそんな大きな流れの中で自分の感じ方を信じて行動し続けることができるほど、自分の中に自分軸を未だしっかり持ててはいない。
そんな状態で社会に出るのが、私は怖い。