お手本は旦那様。

うつ、パニックを経験してやっとがんばることをやめた。「自分を知る」を続ける39歳女性の記録。

なぜ勤続年数の長さに価値を感じるのか

こんにちは、asahiです。

精神的にハイになってしまい、乱高下しましたが、とりあえず落ち着きを取り戻しました。

この2週間ほど自分のことに集中していたので、その間に入ってきた訓練の内容は『とりあえず入れといて、その時間だけ考える』というレベルにとどめ、甘いインプットにしていたので、最近『感じる、考える』ことを再開し始めました。

 

10月の終わりにキャリアコンサルタントの先生による面談を受けました。

その中で私が「前職は8年続いたけどそれ以外は数ヶ月しか続かなくて恥ずかしい経歴だと思っているんです」と言ったら、

先生は「世の中には同じ場所に長くいたくないという人もいるんですよ。面接で突っ込まれても自分が自信を持って自分をそういう人間ですとプレゼンできればそれでいいし、会社と労働者の求めるものが合致すれば採用だし、合わなければ合わなかった、だたそれだけのことです。自分が否定された、だめだったということではない」と答えました。

私にとっては目から鱗というか…

そうか、はっきり言って良かったんだ…と。

 

で、なんで私は長く勤めることに価値を感じているのかなと。

なんで前職は長く勤められて、それ以外は短い期間で辞めてしまったのかと。

最初に浮かんだのは「結婚して安定したから」。

独身の時は一人暮らしする余裕もなかったので実家暮らしだったんだけど、長年の癖なのか、実家にいると気持ちが「子」になってしまう。

親にとって、大人になった子は自分の子育ての結果であって、それが成功だったのか失敗だったのか、意識していなくても考えてしまうのではないか。

特に子が仕事に就けず、結婚できず、実家にいると、つい「自分の育て方が悪かったのか」と考えてしまう。

親にそんなことを思ってほしくないし、私も自分のことを「失敗だった」と思われたくないから、いつまでも身の丈に合わない「成長」を求めてしまう。

 

24か25歳の時、「正社員を目指して就職活動しているけど、採用されたことがあるのはバイトのみ。私は正社員で採用される器ではない」と諦めた。

すると、準社員で就職することができた。(準社員は入社後1年で正社員)

結果的にはここも数ヶ月で退社したけど、26歳の時に結婚して家を出た。

 

結婚して1年後、前職で働き始めた。色々あったけど8年勤めることができた。

もしかしたら、結婚せず実家にいたら、その色々のどこかで辞めていたかもしれない。

主人はある程度放っておいてくれる。なにもジャッジしない。「アサヒがそうしたいならそうしたら」とか「アサヒが言うならそうだね」とか言う。

主人は自分も含め人を信用していないが、そんな人がなぜ私と結婚したかというと「この人になら騙されてもいい」と思ったから。その程度には私を認めている。

 

自由に感じていい。自由に考えていい。自由に発言していい。

何も否定はしない。

そんな安心できる環境で自由に活動できる。

私はそういうものを欲しているから、長く勤めたいのではないか。そう思いました。

 

というか、長く勤めることができればそういうものが手に入る、というより、そういう状態だと自然と期間が長くなっていくという方が正確かもしれない。

 

企業側からすると、短いスパンで辞められると採用や教育のコストがかかってしまうからとか、会社や仕事や取引先との関係は続いていくものだからその連続性を大事にするためにとかの理由で長く勤めてほしいのかなと思うのですが、

長く勤める中で色々なことに対応しながら勤めてきたわけで、その長さを以て対応力の高さを計っているのかもしれない。

それは逆に言うと、長く勤める社員が多い会社は安心して勤め続けられる環境を作り続けているとも言える。

仕事によるとは思うけど、自分がそういう環境を求めているなら、そういう場所に行かないといけないなと思う。